コイルの使用目的は種々有りますが、大きく分けて信号伝達用と
電力伝達用に分けますと、トランスなどではその70%以上が
電力伝達用と見られます。

電力伝達用は必ず電力発生源に直結していてコイル内でレアー
ショートがありますと発熱現象を伴います。

これを商品として見る時、電源ダウンは全ての機能停止となり、
発熱〜発煙の現象を伴いますと商品全体の信頼度失墜となります。

そこでコイル部品は製造段階において試験を行い、将来に亘って
レアーショートなどの事故が起きないよう的確な試験が必要に
なります。

私どもが推奨いたしますインパルス試験方式では工場での試験時
の良不良だけでなくコロナの発生状態を把握することによって
コイル層間の劣化を予測して合否を判定します。
コイルの用途は千差万別です。用途に応じてコイルの設計が
なされています。そのコイルの試験条件を決定するのも千差万別
になります。私どもでは多くの経験から的確な試験条件を提言して
います。